<てぺ-tepe->

見かけはトカゲのようだが(T_T)、声千両で、「鈴を転がしたような」声で 鳴きます。お聞かせ出来ないのが残念です(^_^)
猫達は母派と私派に分けられるが、てぺは歩きはじめたみよちゃんの頃から 私派だった。誰よりも食い意地が張っているのにも関わらず、誰よりも細く (う、羨ましい‥‥)、そのせいか一番すばしっこい。 この子は、廊下を”てぺてぺてぺてぺーーーーーーっ!”と走る様子から母 によって”てぺ”というヘンな名前を頂戴する羽目になった。 よろよろとしか歩けなかった頃から、私の足の間がお気に入りで、他の子が 入ろうものなら”シャーーッ”と言って怒っていた。今でも他の子が私に甘 えていると、血相を変えて飛んでくる(はーと)。 生後数ヶ月、木に登ったりして遊ぶようになった頃、1、2日姿が見えない と思っていたら、びっこをひいて帰ってきた。母と私の予想では、おそらく 木から落ちたのではないかと思われるが、とにかく股関節にヒビが入っていた。 喧嘩しながら悲鳴をあげるほど痛いくせに、遊びの誘いを断われないので、 この子だけ隔離するため家の中に入れることにした。 これまでは外で飼っていたのだが‥‥‥このせいで後々、家の中を泥足で走 り回られることになったのである。というのは‥‥。 てぺはいつまでも母親のお乳を欲しがってつきまとい、しょっちゅうチビ(母) にはたかれていたほどの甘えただったので、一人で家の中にいられるはずもなく、 夜になって人間が寝てしまうと寂しがって鳴き叫ぶ。 隔離する意味がないけど、うるさくて寝られないから他の子も家に入れるよう になって、あとはいもづる式であった。徹底的に私にしかなつかないところが もんのすごく可愛いんだけど、食卓の上のものを盗るのが困ったちゃん。 でも一番ココロ優しく、まだチビが家に入れなかった頃(怖かったらしい)、 寂しがって外で鳴くと必ず出ていった。ミケの子供達もこの子だけが可愛がっ ている。


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